2018.05.22更新

床矯正(しょうきょうせい)とは、抜歯せずに顎を広げることで歯並びを整える治療法です。

一般的な矯正治療では歯並びを整えるために抜歯することが少なくありませんが、床矯正の場合は上記のように抜歯は行いません。

現代の子どもたちは昔に比べると顔が小さい子が多く、そのぶん顎まで小さくなったといわれています。

しかし歯の大きさは昔のままなので、顎が小さいためにキレイな歯並びをつくるために十分なスペースを確保できないという問題が起きやすくなっています。

その結果、乱くい歯や不正咬合といった悪い歯並びができてしまいます。

成長段階にある子どもの場合は、取り外し式の床矯正装置を使用することで顎の大きさを広げ歯並びを整えることが可能です。

床矯正装置は取り外し式ですが、毎日14時間以上は装着する必要があります。

装置を取り外すのは、主に飲食時や歯磨きをするとき、国語の授業などで発音しづらさを感じたときです。

また、装置のことをからかわれた場合も無理に装着を続ける必要はありません。

それ以外のときは装着を続けることになりますので、慣れるまでは大変かもしれません。

そのようにして小さな頃に床矯正を行なうことで、大人になってからの矯正治療を行なうリスクを下げるという効果も期待できます。

ただ、すべての症例が床矯正のみで治療できるわけではありません。

また、装置の使用をやめると歯並びが元に戻ってしまうというケースもあります。口元の筋肉を動かすときのクセや寝相といった生活習慣が、その原因として考えられています。

2018.05.22更新

マウスガード(マウスピース)とは、競技中に起こりうる口腔内の外傷などを予防または軽減するための器具です。

競技中に対戦相手と激しい接触のあるボクシングなどの格闘技では、このマウスガードの装着が義務化されています。

またアメリカンフットボールでも装着が義務化されていますが、NFLにおいては一部義務化となっています。

この他、選手同士の接触が発生するラグビーやサッカー、バスケットボール、水球といった多くの競技でマウスガードの装着の一部義務化が進んでいます。


マウスガードは、スポーツ用品店でも手に入れることができます。

市販のマウスガードは比較的値段が安いというメリットがありますが、装着時の違和感が強かったり外れやすかったり、呼吸がしづらかったりといったデメリットがあります。

またどのスポーツ用品店でも手に入るというわけではないですし、専門家の説明を聞いて購入するということも難しくなります。

こうしたデメリットがありますから、アスリートが使用するマウスガードはまず間違いなくカスタムメイドのマウスガードなはずです。

カスタムメイドのものは歯科医院で歯型を採りそれに合わせて作りますから、適合性や性能が高く、またデザインなどもある程度自由にすることができます。

ただ自費診療になりますので、マウスガードにかかる費用は比較的高くなります。

また納品までにある程度の期間を要するため、大会に合わせて作製してもらいたい場合はスケジューリングも重要になります。

2018.05.22更新

スポーツ歯科とは、主に以下のような目標を達成するために生まれた歯科分野のことです。

・スポーツを通じて人々の健康や安全づくりを支える。
・マウスガードやフェイスガードによって、スポーツにおける外傷予防および軽減につなげる。
・歯科分野からスポーツでのパフォーマンス維持・向上を支える。

スポーツでのパフォーマンスと歯には、密接な関係があります。

スポーツで力を入れる場面ではおのずと歯に力が入りますが、そのときに歯の状態が悪かったりかみ合わせが悪かったりすると、それがパフォーマンスに影響してしまいます。

すべてのスポーツで歯がパフォーマンスに影響するというわけではありませんが、実に約70%もの種目で歯の状態やかみ合わせがパフォーマンスに影響するといわれています。

また他の選手と接触のあるスポーツでは、マウスガードを装着することで以下のような効果がねらえます。

・歯および周辺組織の外傷を予防または軽減する。
・マウスガード装着の心理的作用によりパフォーマンスの向上がねらえる。
・頭頸部の外傷を防ぐ。
・骸骨や顎関節の傷害を防ぐ。
・脳しんとうを予防または軽減する。

このように歯科分野からのアプローチによっても、スポーツにおける安全性やパフォーマンスのさらなる向上を実現することができます。


このスポーツ歯科には「一般社団法人 日本スポーツ歯科医学会」が存在し、同学会ではスポーツ歯科認定医やスポーツデンタルハイジニストの養成および認定事業などを行っています。

2018.05.22更新

小児矯正とは、6歳~12歳ごろの子どもを対象に行なう矯正治療のことです。

矯正治療は成人してからでも行なえますが、歯の生え変わりやアゴなどの成長期にある子どもの時期に矯正治療を行なうことでさらに理想的な形での治療が実現できる場合があります。

大人の場合は、すでにアゴの成長が終わっていることから矯正治療では歯を動かすことが限界です。

一方、成長段階にある子どもの頃に行なう小児矯正では、アゴのバランスやサイズ感を整えることも可能になります。

また小児矯正は、「1期治療」と「2期治療」に分かれる段階式の治療という側面もあります。

骨格矯正を目的とする1期治療は6歳~12歳ごろに行い、歯列矯正を目的とする2期治療は12歳頃から行います。

上記のように1期治療で整えるのは骨格であるため、歯並びそのものは良くなりません。歯列矯正を行なう2期治療のベースづくりとして、1期治療が必要となるわけです。

なお受け口や出っ歯といった問題がとくに見当たらない場合などは、2期治療のみを行うこともあります。

こうした矯正治療を子どもの頃から行ったとしても、口の筋肉が正しく使えていないとせっかくの矯正治療が無意味になってしまうという可能性もあります。

鼻づまりや口呼吸、下が上アゴに付かないといった点に心当たりがある場合は、口の筋肉の使い方に問題があるかもしれません。

その場合は、「舌トレーニング」を行なうことで改善を目指していきます。

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当院について

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  • 土曜診療 東武野田線「七里駅」から徒歩16分 駐車場あり 診療時間 月 火 水 木 金 土 日 祝 9:00~12:30 ● ● ● 休 ● ● 休 休 15:30~19:00 ● ● ● 休 ● ▲ 休 休 ▲ 土曜の午後は18:00まで / 矯正治療は第2土曜と第3日曜 〒337-0008 埼玉県さいたま市見沼区春岡2丁目39
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